「かなでもの」の製品を買った

元々iMac Pro単体を机に置いていたが、次第にゲーミングPCや液晶タブレット(Cintiq Pro 24)が追加されたり、MacBook Proが2つ追加されてしまったりして作業スペース貧乏になっていたので、「かなでもの」というブランドのデスクを購入してみた。

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物を置いて写真を取るだけでそれらしくなる

机のサイズを1cm 単位でオーダーできるので、横幅が180cm, 奥行 80cm というサイズをオーダーした。写真に全容を収めると生活感が背景が写ってしまいそうなので一部だけしか写せていないが、天板はラバーウッドで作られていて、角の処理もされていて丸みを帯びている。

※個人的な名誉のためにも念の為書いておくと、ラバーウッドというものは決して「木の見た目をしたゴム」ということではなく、実際には木の一種なので安心(?)して頂きたい。

ちなみに、現在フリーランスのエンジニアとして活動しているが、クライアントの一つに高級路線のテーブルを(というかテーブルとして使えるアート作品を)作っている方がいる。ブランド立ち上げ前、まだラクマ・メルカリしか流通経路がなかった頃に出会い、ブランド立ち上げ・公式サイトの開発をしているのだが、ポジション的にはコンサルタントにあたるので、木材のことは相当詳しい。(勿論製造過程の工場にも足を運ぶことが多いので、過程を実体験している)

そのクライアントはオーダーメイド専門で、コンサルティングの成果も合わさってか嬉しいことに来年までオーダーで一杯という状態。なので「かなでもの」を選んだが、5万円という金額でオーダーメイド、尚且1週間ほどで配送というのは相当すごい。満足度は相当高いので、とりあえず本棚やその他諸々を同ブランドで揃えていこうと思う。

ちなみに今回買ったのは以下だが、材木やテーブル脚に関しては様々なオプションがある。

THE TABLE / ラバーウッドT × Black Steelkanademono.design

 

Ditransitive Constructions

By LIBERTY, is understood, according to the proper signification of the word, the absence of external impediments: which impediments, may oft take away part of a man’s power to do what he would; but cannot hinder him from using the power left him, according as his judgment, and reason shall dictate to him.

 

Hobbesの作品からの引用だが、the power left him というのは、the power left to him という意味になる。

周知かもしれないが、英語は歴史上、Analytic languageとSynthetic Languageの間を行き来していたのは(語順や機能語ではなく、格や単語自体の形を変えることによって文法を確立している) Synthetic Languageの特徴を持っていた時代に生じている。例えば S give X Y という二重目的語構文 (Ditransitive Constructions) においてはIndirect objectであるXは機能的にはto Xという意味を持つので、(文法的差異が出てくるような)Analytic languageではYを主語にした受動態にすると Y be given to X (by S) となる。が、Synthetic languageでは、Xがそもそも目的格なので、機能語を用いずそのまま Y be given X となることがある。

同世代(17, 18世紀)の文章で、主格の関係代名詞が省略されるという現象がそこそこあるが、その解釈でいくと the power (which) left himというのは、「失った力」のことであり、which impediments ... to do what he wouldの意味と食い違う(特に逆接があるので、意味的に不自然な為解釈を切りやすい)

Early Modern Textsで答え合わせをしてみると、私が書いた解釈と一致する。

The proper meaning of LIBER TY is the absence of external obstacles. Such obstacles can often take away part of a man’s power to do what he wants, but they can’t get in the way of his using his remaining power in obedience to his judgment and reason.

ちなみに、Hobbesの作品のような、古典に分類されるものにしか通用しない雑学ではなく、例えばHarper's Magazineに投稿されていた以下の英文では、まさに解説したような構文が登場している。Ditransitive な Accord はかなり珍しい というほどでもないので、この動詞特有かもしれないが。

In 1900, several thousand American troops deployed to China to join a broad coalition (including Japan) assembled to put down the so-called Boxer Rebellion. Although the expedition had a nominally humanitarian purpose — Boxers were murdering Chinese Christians while laying siege to legations in Peking’s diplomatic quarter — its real aim was to preserve the privileged status accorded foreigners in China. In that regard, it succeeded, thereby giving a victory to imperialism 

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